予防医学に欠かせないメディカルチェック

医師などによる医学的検査のことをメディカルチェックといいます。メディカルチェックは、一般的に内科的な疾患の発見につながる検査と外科的な検査に大別できますが、レントゲン検査についてはどちらの場合でも行われることが多いようです。

内科的メディカルチェックでは、まず血圧測定や血液検査、心電図などの検査がメインになりますが、外科的メディカルチェックでは、アライメントチェックや関節弛緩性テストなどが中心になります。しかし、医師がメディカルチェックの全てを行うことは容易ではないため、メディカルチェックの実施には看護師のサポートが重要になります。

メディカルチェックにおける看護師の役割りは、主に医師が行う検査の補助です。例えば、内科的メディカルチェックの場合は、血圧の測定や血液の採取、心電図検査の準備などになります。一方、外科的メディカルチェックでは、体幹側彎や足部のチェックの補助と、手関節屈曲や足関節背屈などの補助になります。

また、看護師はメディカルチェックの際には、検査を受ける人のメンタル的なケアも担当します。どんな検査を受ける場合も少なからず不安があるため、看護師は声掛けを行い、リラックスできるように努めなければなりません。特に内科的な検査では、命に関わる重大な疾患が見つかるケースもあるため、コミュニケーションを取りつつ、スムーズにメディカルチェックが行えるようにフォローしなければなりません。