株主優待をお得に入手するクロス取引とは?

株式投資をしている男性

株式投資の楽しみ方の一つとして挙げられるのが、値上がりによるキャピタルゲインや配当金、株主優待などです。
優待や配当をもらうためには、決められた日に一定数以上を保有していなければならないというルールがあります。
そのため、多くの人が優待や配当を目当てにその銘柄の購入をすることになります。
その権利付き最終日には値上がりも大きなものになりますが、その翌日の権利落ち日には価格が落ちてしまう傾向にあります。

そんな価格の値動きを巧みに利用して利益をあげるのが、クロス取引です。
クロス取引はつなぎ売りとも呼ばれており、取引に精通している人の多くが利用しています。
このつなぎ売りとは、現物で買いを入れ信用では売りを仕掛けるというものであり、なかなか初心者にとっては難しいといえるのではないでしょうか。
確かに株主優待や配当金を同時に得ることができる上に、値下がりのリスクを回避することができるという点では是非とも参考にしたい取引といえるでしょう。

この取引をするにあたっては、現物市場と信用市場の両方で口座を取得する必要があります。
最近では、多くの証券会社がネット上で簡単に口座開設をできるようになっていますので安心です。
しかも原則として口座開設は無料でできることはもとより、取引をしない限りには費用や手数料などがかかることはありません。

つなぎ売りについては、できない銘柄もあるため注意が必要です。
その確認方法については、証券会社が運営するサイトなどで無料で確認することができます。
このような取引が盛んに行われるのは、主に優待銘柄と呼ばれる会社の株を購入する場合などが挙げられます。
無料食事券や割引券、人気商品など優待品として株主に提供するものです。

投資家にとっての大きな楽しみともいえるでしょう。
そんな株主優待を損をすることなく入手することができるのがクロス取引です。
これから取引をはじめようと思う人にもおすすめの手法の一つです。

クロス取引における注意点について

株主優待を入手する上では大きな魅力を持つクロス取引ですが、取引をするにあたっての注意点があることも念頭におく必要があります。
この取引をするにあたっては、現物取引用の口座とともに、信用取引用の口座を開設する必要があります。
多くの投資家が最初にはじめることになるのが、現物市場ですので、信用取引口座を持っている人は少ないかもしれません。
信用取引の口座の開設方法も至って簡単です。特に必要なテクニックやスキルもなく、無料で開設することができますので安心です。

クロス取引については、できない銘柄もありますので、その点も注意しましょう。
取引所が選定した銘柄に該当しなければできませんのでチェックしておくことが必要です。
現物市場では買いを建て、信用市場では売りを建てることができれば、リスクを最大限に抑制することができる魅力的な手法ですが、必ずしもできるとは限りません。
意中の銘柄ができるかどうかについては、証券会社のサイトなどで無料で容易に確認することができます。

また、手数料が現物市場と信用市場での両方でかかる点も覚えておきましょう。
確かにリスクを回避する手段としては申し分ありませんが、手数料が若干多くかかってしまいます。
特に注目したいのが、貸株料です。現物取引しかしない人には耳慣れない言葉かもしれませんが、信用取引では、株式を借りて行うため、この貸株料がかかってきます。

株式投資をこれから本格的に楽しみたいという人にとっては、知識として覚えておきたいのがこのクロス取引です。
株主優待や配当金を手にするためには有効な手法です。
かなりのテクニカルな手法とも思われがちですが、注意点を考慮して行うことでより株式投資が面白くなります。